今月のトピック
生活支援員という仕事が支えるもの
生活支援員の役割は、「日常生活の介助を行う人」と言い表されることが多いかもしれません。私たちハースが支援する方々は、重症心身障がい者や、医療的ケアが必要な方、重度知的者など。一人で食事をとること、姿勢を変えること、誰かに名前を呼んでもらうことなど、自立生活できない方々への支援を行います。
日々の生活は、小さな行為の積み重ねでできています。その一つひとつに丁寧に寄り添い、安心を積み重ね、できることを奪わずに引き出すこと。それが生活支援員の仕事です。
「ただ介助をするのではなく、その人が“今日を生きる力”をそばで支える。」
利用者の息遣い、目線の揺れ、表情の変化。言葉では表せないサインを受け取ることができるようになると、支援の奥深さと尊さを実感することができます。
勤務地となる2つの生活介護事業所
名古屋市天白区には、株式会社SENSEが運営する2つの生活介護事業所があります。どちらも「その人のペースで過ごすこと」を大切にしていますが、支援のかたちには特色があります。
デイサービスハース
「障がい者と高齢者が同じ空間で過ごす」ことが特徴のデイサービス。日中の過ごし方は、個別及び集団支援を踏まえて各人に合わせたサービスを提供。生活支援員は、利用者本人のペースに合わせてADL、言動に寄り添い、関わります。
ハースニコ
重症心身障がいのある方を中心に受け入れている生活介護事業所です。姿勢保持、食事、移乗、経管栄養の準備など、「生活の基盤」を整える支援が中心。医療的ケアが必要な場面では看護師と連携しながら、一人ひとりの身体の反応を丁寧に観察します。
いずれの事業所も「チームで、丁寧に、目の前の人と向き合う支援」を実現できる環境です。
生活支援員の1日の流れと業務内容(リアル)
朝、お迎え時、家族の方が利用者を連れてこられ、笑顔で迎え入れるところから一日が始まります。生活支援員は、まずその日の体調を観察します。呼吸のリズム、顔色、目の輝き、筋緊張の具合。その人の「今日」を知る大切な時間です。
日中は、身体の負担を減らす姿勢保持、食事や水分摂取のサポート、排泄介助、活動や外出の付き添い、遊びや関わりを通じたコミュニケーション支援を行います。重症心身障がいのある方の場合、表情や手足のわずかな動きが「意思表示」であることも多いため、支援員はそこにしっかりと気づく観察力を磨いていきます。
昼食の時間には、姿勢を整えるところから始め、「飲み込む力」「呼吸のリズム」「落ち着きの様子」などを見守りながら支援します。決して、時間や効率を優先して「食べさせる」ことが目的ではありません。「安全に、そしてその人にとって心地よい形で、一緒に食事をする」ことが目的です。
支援とは、「できないことを代わりにする」ことではなく、「その人の体と心が安心できる状態を一緒につくる」こと。その積み重ねが、利用者の日常を支えています。
この仕事の専門性と成長できるスキル
生活支援員は「介護をする人」ではなく「生活を支える人」です。
お仕事を通じて身につくスキルは以下の通りです。
・身体の力の入り方や緊張パターンの理解
・無理のない姿勢保持と移乗技術
・誤嚥を防ぐ食事・水分摂取支援
・呼吸の変化や疲労のサインに気づく観察力
・言葉以外のコミュニケーション読み取り能力
これらは業務経験を重ね、身につくことができ、学びと実践の積み重ねながら専門技術として成長を実感できるお仕事です。
だからこそ、生活支援員は“なくてはならない存在職”なのです。
そしてその”生活支援員”は、利用者や家族からの「あなたがいてくれると安心する」という信頼につながります。
求める人物像と、安心して働ける環境
経験は問いません。
大切なのは、「ていねいに目の前の人を知る、見る姿勢」です。
名古屋市天白区という落ち着いた地域にある事業所では、職員同士が声をかけ合い、困ったことがあればすぐに相談できる雰囲気があります。新人(未経験)の方には先輩職員が、必要に応じて技術の共有や振り返りを行います。
看護師・セラピストなど、多職種が連携して支援するため、チーム連携を図りながら働く環境です。「成長を実感できる環境」 「質問しやすい人間関係」 これらは、長く続けていくうえでとても重要です。
募集要項(要点まとめ)
・雇用形態:正社員/パート
・勤務時間:日中中心、夜勤なし
・休日:シフト制、生活との調整可能
・給与:経験・役割に応じて決定
・見学・相談のみの問い合わせ歓迎
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デイサービス ハース
ハースニコ
よくある質問(FAQ)
Q:未経験でも応募できますか?
A:はい。未経験の方には先輩職員が、必要に応じて技術の共有や振り返りを行います。
Q:医療的ケアが必要な場面が不安です。
A:看護師が連携・判断します。支援員だけで対応することはありません。
Q:体力が必要ですか?
A:力任せの介助ではなく、姿勢保持や動きの誘導が中心です。コツを覚えれば負担は軽減できます。
最後に ―「その人の一日」を支えるということ
生活支援員の仕事は、誰かの人生の「今日」に深く関わる仕事です。
言葉にならない想いをくみ取り、そばで寄り添い、安心できる時間をつくる。
その積み重ねが、利用者や家族の未来へとつながっていきます。
もし「人と向き合う仕事がしたい」と思うなら。
もし「急がず、丁寧に、誰かを支えたい」と感じているなら。
ここでなら、その思いがしっかりと活きます。
まずは、見学からでも大丈夫です。
あなたにお会いできることを、心から楽しみにしています。
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デイサービス ハース
ハースニコ




